2010年2月24日水曜日

「わかって下さい」の歌い方 因幡晃vs森昌子vs藤あや子vs美空ひばりvs桂銀淑

課題曲:わかって下さい 作詞作曲;因幡晃 

さて、今日のテーマ曲は因幡晃の「わかって下さい」1975年というまさにオイルショック不況の真っ只中に発売された失恋ソング。女性の心情を男性が奏でる歌はたくさん(氷雨とかメモリーグラスなどなど)ありますが、どれもメロディーラインが美しい。美しいから男性が歌っても心に響く。そんな感じでしょうか。いろいろ賛否はあるでしょうが今回はそれぞれの歌手が歌ってくださった「わかって下さい」に個人的な点数をつけてみます。もちろん、見ていただいた方の点数は別にあると思います。

それでは、因幡晃さんの原曲から大物4名の女性陣の歌をお楽しみください。


まずはこの曲の作者「因幡晃」さん。

まず思うのは、いい声ですよね。特にサビの部分で微妙に裏返る声がいいです。ただこういう詩の心情って、最近の若い人達にあるのだろうか?ダメならさっさと次みたいな、世の中そんな風潮になってきたなぁ・・と。まぁそれはそれで否定はしませんが。95点



次は、力みなく綺麗に歌っている森昌子さん。

この曲ってカラオケで歌おうとするとかなり難しいんですよね。出鼻からくじかれるとはまさにこの曲。「あなたの愛した人の名前は~♪」ここがほら、いきなり難しい。プロの歌手は、難しい曲を本当に上手に歌いますよね。森昌子さんも力みなくサラッと歌ってます。85点



お次はこのブログ初登場の藤あや子さん。

いやぁ実力ありますねぇ。最近は、話題性で仲良し坂本冬美さんに置いてかれ気味ですが、とても感動しました。流石に、民謡をしっかり学んだ演歌歌手は上手です。藤あや子さんいい!このブログは、まだ1ヶ月もたってませんが、もっともっと多くの人を取り上げなければ!と思わせる1曲でした。95点


次は、この曲をすっかり自分の歌にしてしまっている美空ひばりさんです。

まさにひばりワールド全開ですね。彼女がこの曲を歌うっていうことは、きっとこの歌が好きなんでしょう。ただこうやって並べて見るとよくわかるんですけど、この曲はひばりさんにあまり合っていないような気がします。若い頃モテモテだったひばりさんは、男をふることはあってもふられた経験なんてないんだなと想像します。85点



最後は、「釜山港へ帰れ」で凄いと思った桂銀淑さん。

桂銀淑さんのハスキーでよく伸びる声は、この曲にピッタリですね。歌の上手さもさることながら、心情もしっかり伝わってきます。まもなく復帰とのことですが、もう一度紅白歌合戦で熱唱してくれることを期待しています。90点

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